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Author:めざ特
某大学を卒業後、超有名メーカーに就職。
数年後、某特許事務所に転職。
10年以上、特許明細書、意見書などの作成業務に従事した後、退所。
現在に至る。

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進歩性とは (6)
高い山に登ったときや飛行機に乗ったときに、気圧の変化などが原因でなる病気を高度病というそうです。ここではもう一つの高度病についてみていきます。

特許の明細書(請求の範囲を含む)は高度でなければならないという考えが根強くあります。

特許法第2条には『この法律で「発明」とは、自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のものをいう。』とあり、第1条には『この法律は、発明の保護及び利用を図ることにより、発明を奨励し、もつて産業の発達に寄与することを目的とする。』とあるので、高度でないと特許庁は保護してくれないようにも読み取れます。

そこで、用語は複雑なものを使う、漢字を多用する、古風な言い回しをする、といったことが広く行われています。もう少し重篤になると、いかにもハイテクという言葉(ブルートゥース、GPS、カーボンナノチューブ、etc.)を使いたがる人も出てきます。更に症状が重くなるとセールスマンが使うような「シナジー効果」「環境にやさしい」「Web2.0」といった言葉まで使い始めます。

 でも、これらは前回まで見てきた進歩性とかなりズレています。くどいようですが、もう一度いいましょう。進歩性で重要なのは、「従来技術にない構成と、それによる未解決の効果」を発明が持っていることです。

 複雑な用語を使っても、同じ役割をするものが刊行物に載っていたら無意味です。「刊行物にはメモリと書いてあるが、私の発明では、識別情報記憶手段だから異なるものだ」と主張しても、刊行物のメモリに識別情報を記憶するなら実質、同じものです。

 そして前にも説明したように、「進歩性なし」を通知する際、審査官は出願前に頒布された刊行物を示すのです。ブルートゥースも、GPSも、カーボンナノチューブも、とうの昔に刊行物に載っている周知の技術です。これらの技術の説明が要るとすれば、これらの技術の問題点を指摘する際です。その問題点を解決できないのなら全く載せる価値がありません。「私の発明はカーボンナノチューブを利用しているから高度だろ!」というのは虎の威を借る狐のようなもので、意味がありません。

「環境にやさしい」も、どうしてやさしいのかを技術的に言わなければなりません。CO2排出量が少ないのか、リサイクルが簡単にできるのか、またそれはなぜなのかを科学的に説明する必要があります。

 このように複雑な用語を使いたがったり、高度な技術用語を使いたがる症状を私は高度病と呼んでいます。こうした記載をしても審査上で全く有利になりませんのでご注意ください。
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