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Author:めざ特
某大学を卒業後、超有名メーカーに就職。
数年後、某特許事務所に転職。
10年以上、特許明細書、意見書などの作成業務に従事した後、退所。
現在に至る。

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異議申立1
 以前、異議申立という、無効審判によく似た手続きがあった。無効審判とは異なり、期限(特許掲載公報の発行の日から六月以内)があり、誰でもできる(当時の無効審判は利害関係者のみ)という特徴があった。当時も無効審判はあったから、一旦成立した特許を潰す手続きが2つもあった訳だ。

 ある日、私が担当し特許された案件が異議申立を受けた。異議理由は進歩性なし。拒絶理由通知の際に審査官が付けた引用文献に、更に別の引用文献を付けて異議を申し立ててきた。その内容を読んで、私は喜んだ。担当した特許が潰される危機にさらされているのに、なぜ喜んだのか。

 実は、私はこの特許には「未完成発明」の疑いがあると思っていた。発明の中で、とある信号処理を行なっているのだが、これが発明者の言うような信号を出力するかどうか怪しいと私は思ったのだ。ここで所望の信号が出力されないと、発明全体が疑わしくなってくる。特許査定が出たときには胸をなでおろしたものだ。

 このたび、これに加え、異議申立人が「この特許は、添付した引用文献から当業者が簡単に発明をすることができる」と言ってきたのだ。これは、この特許が未完成ではないことを認めたようなものだ。だから喜んだのだ。もし将来、誰かから「未完成発明」を理由とする無効審判を請求されても「完成していることを異議申立人が認めている」と反論することができるのだ。

 進歩性なしに対する反論はお手の物だ。しかも以前に意見書を作ったのは私なので、発明の内容は把握している。請求の範囲等の訂正をして、答弁書を提出したら、権利は維持された。

 異議申立は、もうなくなった制度だが、無効審判にも同様の注意が必要だろう。潰そう(せめて請求の範囲を狭めよう)と思って請求したら、その特許の弱点を一つ減らしてしまったということになりかねない。

補足

 異議申立や無効審判は、その特許の価値を認めることにもなる。なにしろ「この特許は、手間も金もかかるややこしい手続をしてでも、潰さなければ(狭めなければ)ならない」とお墨付きを与えることになるのだから。

 特許の取得は、審査官が審査基準を守ってくれさえすれば、世間で言われるほど難しいことではない。当ブログの第1部で書いたことを守ればいいのだから。だが、本当に価値のある特許の取得となると簡単ではない。「特許が潰れるかもしれないこと」に目をつむれば、無効審判を受けることは、喜ぶべきことなのだ。

 だから本ブログの目的は「無効審判を受けるような特許出願をすること」と言い換えてもいい。
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