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Author:めざ特
某大学を卒業後、超有名メーカーに就職。
数年後、某特許事務所に転職。
10年以上、特許明細書、意見書などの作成業務に従事した後、退所。
現在に至る。

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効果を重視
 今までに何度も言ってきたが、効果は特許の心臓である。復習になるが、効果とは、今までになかったメリットのことだ。言い換えれば、従来、問題になっていたことを解決すればいいのだ。

 だが、自分が解決した課題だけを主張するのは意外と難しい。つい、従来からある効果や、自分の発明で奏するかどうか怪しい効果まで主張してしまう。その例を示そう。特許出願ではないが、某銀行の広告で、複数あるローンを一つにまとめて負担を軽くするというものがあった。その広告いわく・・・

  .借金の返済日がいくつもあるから忘れる
  .返済が一生終わらないかもと不安になる
  .何のために働いているのか時々わからなくなる
  .毎月の返済がつらい 
  .「銀行」は敷居が高い

 これらの不安がローンをまとめることにより解消したというのだ。あたかも全ての効果があるかのようにみえるが、そうは思えない。検証してみよう。

 前後するがから。結局は銀行に頼むのだから敷居は高いままだろう。評価は5点満点で0点。
 次に。近年の低利率により返済額が減る場合もあるが、最近は利上げの方向にある。サブプライムローンの関係で上げにくい状況ではあるが、それでも一頃よりは上がっている。だから昔に組んだローンをまとめると返済額が減るどころが増える場合もあろう。評価3点。
 そして。これは心持ちの問題で、まとめたからといって働き甲斐がでる訳ではないだろう。また、ローンをまとめなくても何かのきっかけで勤労意欲が突如わいてくるかもしれない。評価1点。
 は、この銀行のローンが返済期間が7年という年限がついているからだ。だから5点と言いたいところだが、ローンを組ませてもらえないと話が始まらないので評価4点。
 最後に。これは確かにその通りだ。評価5点。

 合計すると25点満点で13点。かろうじて半分を上回る点数だ。確実に言えるのはだけだ。いかに人が過大な効果・メリットを言いたがるかを示す好例だ。

 特許出願の明細書では、自分の発明によって初めて解決される課題のみをいうべきだ。 従来の技術の問題点を指摘するために、従来技術の効果を言う場合もあるだろうが、その程度に留めるべきだ。
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