めざせ!特許で一攫千金
誰も言わなかった?特許書類の書き方
リンクフリーです!

フリーエリア

ブログ内検索

プロフィール

めざ特

Author:めざ特
某大学を卒業後、超有名メーカーに就職。
数年後、某特許事務所に転職。
10年以上、特許明細書、意見書などの作成業務に従事した後、退所。
現在に至る。

当ブログはリンクフリーです。

最近の記事

最近のトラックバック

最近のコメント

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

軽視される審査基準
 審査において、出願後に生じた事象の影響を受けることはない。そんな拒絶理由はないのだから。
 特許されるか否かに、出願後の事象が影響するとすれば、審査請求を忘れたとか、提出期限までに意見書を提出しなかったとかだ。だがこれらは出願人側の責任であって、特許庁側の意志ではない。したがってこれらが審査に影響を与えるというのは変だ。やはり、出願後の事象が審査などに影響を与えることはない(ハズだ)。

 だが現実には、影響を与えているとしか思えない審査に私は何度か遭遇した。その一例を示す。

 私が中間手続を担当した案件で、拒絶査定(理由は「進歩性なし」)を受けたものの中に、明らかに進歩性の審査基準を満たしているものがあった。出願当時に未解決だった課題を解決しているのだ。その解決方法をどう自虐的に読んでも、設計変更程度のものでもなければ、常套手段を用いている訳でもない。
 拒絶査定をした本当の理由は、審査官本人に聞かなければ分からないが、私は、その発明が有用すぎたことだと思っている。実はこの発明は、審査請求をする時点で、有名メーカーによって既に実施されていた。だから、登録されれば、その出願人は、そのメーカーから実施料や損害賠償金をもらえるわけだ。その発明は補正をして審判請求をしたところ、登録された。異議申立を受けたものの、権利は維持され、目論見どおり、その特許の出願人は、メーカーから多額の実施料を得ることができた。

 お客さんであるその発明の出願人に対して失礼なのだが、その出願人は無名の小さな会社だった。審査官にしてみれば、そんな弱小企業が、有名メーカーに対して生産差し止めや実施料の請求をすることなど、まかりならんと思ったのではないか。そこで、進歩性の判断基準を明らかに満たしている本発明に対し、特許査定を出さなかったのだと私は思っている。

 本件のように、出願後におきた事象(有名メーカーによる商品化)が審査に影響を与えるというのは、けしからん話である。
 
 前にも少し書いたが、審査官や審判官は審査基準を遵守する義務はない。だからといって、上記のような審査が許されていいはずがない。あくまでも審査は公平に行なってもらいたいものだ。だが、こうした呆れた審査は残念ながらこれにとどまらない。

 余談だが、上記発明の審査結果を、私は特許庁の総意だと思っていた。天下りなどをアテにした役人が、有名メーカーの肩を持つというのはありそうな話である(弱小企業には天下りシタクナイ?)。お客の頼みとはいえ、審判請求をしても特許されないと私は思っていた。だから請求が認められたときに私は驚いた。これについては、審判官(合議体)が、この発明の商業価値に対する認識が低かったのではないかと思っている。さもなければ、冷徹に進歩性の審査基準を運用したか。いずれにせよ、お客には喜んでもらえたから良かったが。
スポンサーサイト
この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://mezapat.blog103.fc2.com/tb.php/96-8535ceee
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。